2009年10月12日

第1回スカイツリー空撮プロジェクト

既に東京スカイツリーts建設風景さん、スカイツリー男さんのBlogでご紹介いただいていますが、昨日は空から現場を見るべく、現場ウォッチャー数名でお金を出し合ってヘリコプターをチャーターしました。

やってきたのは新木場の東京ヘリポートであります。今回乗るのは朝日ヘリコプター所属のエアロスパシアル(現ユーロコプター)AS355型です。

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朝日ヘリコプターのロビーから駐機場へ降ります。ヘリポートとはいえ空港と同じように立ち入り制限がありますから、この階段を下りたところから先は搭乗客以外足を踏み入れることはできません(といってもゲートも何もないですが)。

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助手席の位置に1名、ベンチシート型の後部座席に4名が乗れます。

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機内はローターの音が大きくて会話ができまないので、乗客はパイロットの声が聞けるヘッドフォンをしますが、航空無線のやりとりまで全部そのまま聞こえてきてマニア的にはかなりグッと来るところです。無線に耳を傾けたり計器を凝視したりしていたら、離陸のときの撮影をすっかり忘れていました。

新木場から飛び立つと、「中防」とそこで現在行われている東京港臨海道路の2期工事が見えてきました。橋の長さはレインボーブリッジの約2倍です。道路マニア的にもかなりグッと来るところです。

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有明コロシアムの屋根が空いていたのでタダでジャパンオープンテニスが見られます。ボールは小さすぎて見えませんが。

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こうして見ると、ここ数年で東京駅周辺に一気に高層ビルが増えたことがわかります。

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ここまで離陸から約5分なのですが、視点を横の窓から前の窓に移すと、いよいよ新タワーの建設現場が見えてきました。

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少し高度を下げつつ、タワーの南西側から近づいていきます。タワーの少し奥に見える大きな丸い建物は、いまUR(昔で言う住宅公団)が全力で売り出し中の高層マンション「イーストコア曳舟二番館」です。

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南側です。ウハーッ

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こ、これが今まで見たくても見られなかったタワーの天端部、ウハーッ

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まるでロータリーエンジンのローターのような切り口の外周に24本の鉄骨の先端が並んでいるのがわかります。三角形の頂点部分の鉄骨だけ先に取り付けられていて1段高くなっているのも確認できます。

それにしても、タワークレーンの操縦室の側面に大林組のロゴが描かれていたのはこれまでも知っていましたが、操縦室の屋上部分にもロゴがあるとは今日初めて知りました。こんなところにロゴを出しても、現場の人を含め誰に対しても宣伝にはならないような気がするのですが……。唯一意味があるとすれば、このような空撮に備えてということなのでしょう。

タワーの周りを反時計回りに旋回していきます。

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右上端が月島、中央上端が先ほどの臨海道路の工事現場、左上が東京ディズニーランドです。それにしても、新タワー周辺の一帯には超高層建築がまったくないのがよくわかります。

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このくらいの方角からが、いつも撮影している全景画像に比較的近いでしょうか。

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反時計回りに1周したあと、一度さらに西へ飛んで旋回方向を逆にします。左右の座席に座る人が均等に見られるように配慮してもらえました。転回中の小ネタ

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次の旋回は私の座っていた席からは逆だったので、あまりうまく撮れた画像はありませんでした。帰り道、現場の南東から北西方向を眺めます。当たり前ですが、こうして見ると空と地面の境目がわかるものですね。

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6分間ほどの現場周辺の旋回を終えて、荒川の上を南に飛んで帰ります。

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葛西臨海公園の先にある葛西海浜公園、こういう形をしているのは地図では見たことがありましたが、この目で確かめるのはもちろん初めてです。

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以上15分間の空中ツアーでしたが、

どうですかご覧になったみなさん、あなたも飛んでみたくなったでしょう!

そこで早速ですが、第2回スカイツリー空撮プロジェクトの参加者を募集したいと思います。

気になるお値段ですが、ヘリのチャーター代が15分で7万円、それを5人でシェアするので、1人あたり1万4000円になります。これを高いと思うか、こんなもんかと思うかは人それぞれですが、今回参加された方々の反応を見る限り、多くの方に「ぜひ一度体験する価値はある」ものと感じていただけるのではないかと思います。それくらい、東京の街を空から眺めるというのは刺激的な経験でした。

正式な募集要項(というほどのものでもないですが)のページは別途設けたいと思いますが、これを聞いて「もう飛ぶ、何が何でも飛ぶ」と思った方は、ひとまず左のコメント欄に返信先のメールアドレスを書いてお知らせください。とにかく人数が5人揃わないことには動けませんので、興味がある方はお気軽にご連絡を。

第1回空撮プロジェクトは、参加される方を募るにあたってご近所の枕橋茶やにご協力をいただきました(というか、どれだけ現場がちゃんと見られるか未知数でもあったので、まずはお店常連の現場ウォッチャーの方々を中心として多少内輪っぽく開催した感じです)。ありがとうございます。

今回の空撮については、10月31日(土)午後3時から枕橋茶やで報告会を行う予定ですので、この日の模様などをさらにお知りになりたい方はぜひお越しください。
posted by hidaka at 22:31 | TrackBack(1) | 新東京タワー建設現場詳細

今日からは縦長です

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昨日お知らせしたように横長では画角に入り切らなくなってしまったので、今日から縦長の画像も掲載していきたいと思います。

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こうなることは初めからわかっていたので、タワーの中心が判明した今年初めごろから縦でも撮っていたのですが、ようやく掲載も縦に切り替えたという形です。

しかし、ご覧の通りこれでも天井がつかえてしまうのは時間の問題なので、徐々に見る方向を上に振っていかなければなりません。ですので、今までの横画像ほどの連続性が得られるかというとかなり微妙です。どのくらいの幅で上に振っていけばいいのかわからないのでいくつかの高さの画像を毎日残していくことになります。
posted by hidaka at 14:42 | TrackBack(0) | 新東京タワー建設現場全景