この日は撮影が夜になってしまったので、普段とは画角が変わってしまうのですがやむなく三脚撮影となりました。それでもやってみて良かったと思える点がひとつあって、それは、塔体内部に投光器があるので、昼間は垂直養生ネットにさえぎられて見えにくい部分が浮かび上がるように見えるということです。
(ISO100 F8 15秒)
先日注目した第12節の足場周辺も
(ISO100 F8 30秒)
この通り、より塔体中心に近い部分がよく見え、えーっ!
あの白っぽく見える部分、あれ、デッキプレートじゃないですか?!
「『デッキプレート』っていきなりよく分からん名前出すんじゃねーよバカ!」とか言われそうですが、いえいえ、いきなりじゃありません。今年1月ごろを振り返っていただければと思います。
デッキプレートというのは床材として使われる波型の鋼板のことで、新タワーの現場ではこのプレートの上にコンクリートを打設することで床を作っています。いまや懐かしい塔体の地上部分
(2009年1月21日)
でも、1階の床を作るため銀色に輝くデッキプレートがたくさん敷き詰められていました。今日150mの高さに見えた輝きも、ひょっとしたら同じようなデッキプレートなのかもしれないと思い、久々に懐かしいものを発見したと感じてひとりでかなりエキサイトしてしまいました。
新タワーの完成予想図や立面図をよく見ますと、高さ約150mの部分にエレベーターシャフトを取り巻くようなリング状の構造を確認することができます。それはやはり今回注目した場所に違いないと、あらためて確信を得ることができました。
しかし、1月当時の自分のBlogを見ると、日々の現場の変化を何とまぁ事細かに書いていたのかと、我ながらあきれてしまうほどです。ただ、それができたのも、敷地の外からでも現場の内部をつぶさに観察することが可能だったからと思います。いまはそれがかなわないので、普段は実に淡泊なコメントばかりになってしまうのですが、先日の空撮などを通じて(またやりますよ)、できるだけ生きた現場の姿を、何とかして記録していければと思っています。
2009年11月24日
久々にデッキプレートらしきもの
posted by hidaka at 23:59
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| 新東京タワー建設現場詳細
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