さて、久々に復帰したのは、現場で一大イベントが開催されたからです。な、なんと建設現場の敷地内に大勢の人が入っています。

今日は「東京スカイツリー建設現場通り抜け見学会」の日です。寒い中雨が降るあいにくの天候ながら、現場入り口近くの京成橋には朝9時の開場を前に大勢の人が詰めかけ、20分ほど時間を繰り上げてのオープンとなりました。
見学会入場券の配布先は現場周辺の町会が中心なので、来場者の中には自宅の窓から新タワーが見えるという人も多いとは思いますが、ほとんどの人にとって現場の敷地内に入るのは初めての機会になります(2008年11月2日に町会長の方々を対象にした説明会はあったので、一般の人が入るのがまったく初めてというわけではないです)。

最近気になっているのは、塔体の鉄骨が地面に接している場所の周辺が、完成後にどのような処理をされるかという点です。いまは地上近くの部分が露出しており、巨大な鋼管が地中に突き刺さっている姿がかなりグッと来るわけですが、完成後にこのあたりが建物内に隠れてしまわないか心配です。


入場券は町会ごとにごく限られた枚数しか提供されておらず、全体でも配布数は約2000枚ということで、残念ながら私は入手できずいつも通り外側からの見学でした。普段よく撮影をしているゲート付近で写真を撮ろうとしたら「券のない方はここも立ち入り禁止です!」と追い出されてしまうなど、警備はなかなか厳重でした。入口付近では、人だかりを見て開放日と勘違いしてやってきた人が引き返す姿が見られ、冗談ではありますが「ダフ屋も出るんじゃないか」といった声も聞かれるほどで、かなりのプレミアムチケットだったようです。
