
6月27日、7月4日と2週にわたり、東京MXで毎週放映されている東京都の広報番組「
TOKYOBOY」に出演させていただきました。4月に開催した「
船からスカイツリーウォッチング」とほぼ同じ内容のクルージングで、出演者のみなさん(浅草キッドの水道橋博士さん・玉袋筋太郎さん、松村邦洋さん、山本梓さん)と新タワーを目指すというもので、そのガイド役です。もともとは台東区側から毎日定点観測されている
さえパパさんにお声がかかったところを、私に振っていただいて実現した出演でした。ご活躍のチャンスを横取りしてしまい恐縮です。
これまでの数分のコメント出演では「こっちからこう歩いて、この場所でタワーを指して見どころを話してください」といった話があってから撮り始めるのですが、今回はほぼ丸1日のロケですべてのカットに細かい台本があるわけではなかったので、収録が始まって間もないあたりではどのように立ち振る舞えば良いのかわからず、かなりカチカチで受け答えもぎこちないものでした。しかし、次第にガイド役のマニアとして、変にわかりやすくしなくても自分の好きなマニアックなポイントをどんどん紹介すればいいことがわかってきて、しまいにはタレントさんのトークを制止してクレーンの話を始めるなど、本当に自由にというか自分勝手に楽しませていただきました。
出演者の方々はさすがプロで、私のような素人が話しやすいよう上手に乗せていただき、最初の緊張を乗り越えた後は終始リラックスした状態でロケを進めることができました。また、皆さん私のようなマニア気質の人間に理解のある方で、カメラが回っていないときも含め、私がヒートアップして細かいディテールの話に入っていってしまったときも真剣に耳を傾けていただきました。製作会社・ロコモーション(テリー伊藤さんの会社です)の方々もそういった「濃ゆい」部分を番組に昇華させるノウハウにとても長けていらっしゃって、ロケの間延々回しっぱなしだった何時間ものテープから、ちゃんとポイントを拾って構成されている絶妙の編集でした。
残念ながら私は同行することができませんでしたが、報道向けの一斉公開の機会以外ではめずらしい現場の敷地内からの映像もあり、全体を通じてこれまで新タワーを取り上げた番組の中では断トツぶっちぎりで詳しく、深く、エンタテインメントしても楽しい番組だったと思います。番組をご覧になった方には大変申し訳ないのですが、ロケはそれ以上に楽しかったです。
役所の広報番組というと、毎月新聞に折り込まれてくる区報のような退屈なものも少なくない中、これだけ濃さと楽しさを合わせ持った良質な番組というのはもっと広まってほしいと思います。今回は出演させていただいて本当にありがとうございました。

私は現場に入れなかったので、北十間川の対岸から石原都知事らの収録シーンを収録しました
posted by hidaka at 23:59
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